DEEP STREAM


はじめに

クリスマスライブまであと約1ヶ月となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。9月9日のライブ以降、BBSでの意見交換が盛んに行われるようになりました。65人を超す大きなサークルにおいて、このような意見交換がなされるという事は全体の意思の疎通、意識の向上などを図る上で、非常に有意義なことだと思います。それらの中には僕の考えと共通するものも多くあり、これまで代表として話して来たことや、個人的に話しをしたことが、伝わっていたことを感じ、とても嬉しくさせるものでした。しかし、ディープストリームの方針が全体に浸透しているかといえば、現実にはまだまだ不十分であると感じることもあります。個人的にも、学祭などを通して、あらゆる情報をきちんとアナウンスすることの重要性を痛感したため、学祭を振り返りながら、イベントに対する参加姿勢について述べると共に、ディープストリームというサークルについて、シャッフルバンドと固定バンドについて、また昼休みライブについての方針をまとめてみることにしました。かなり長いですが、最後まで読んでください。





■ 学祭から考える、イベントに対する姿勢
まずは、少し遅くなりましたが、学祭について書きます。今更、と思うかもしれませんが、これから述べることはディープのあらゆるイベントに臨む姿勢、また、来年度以降の学祭にも関係してくることなので読んでください。

よく、僕はディープの代表として権力を使わないように心がけていると言います。これは、決して自分の責任・負担を軽くするために言っているのではなく、単純に上から指示をされて行動するよりも、自分から発想し行動するほうが、やりがいもあり、意欲的に活動できるのではと考えるからです。はっきり言ってしまえば、権力を使い部員を駒として『使う』ほうが、代表としては楽にサークル全体を動かすことができるのです。今年の学祭を迎えるにあたっても、『各自の思いを形にする』という意識を大切にしたいという思いが強くあり、部員の自主的なアクションが起きることに、大きな期待を抱いていました。裏を返せば、各自が何かを形にしようと動かなければ、何も実現されないという危険な選択でもあったわけです。ただ、代表として、学祭の準備を始めるという合図、また、サークルとして学祭での明確な目標を伝えることなく、学祭に向けて各自が動き出してくれるのを待っていたということについての反省はあります。確かに、学祭に向けて明確なアナウンスのない状況の中では、どう動いてよいのか戸惑った人も少なくなかったかとは思います。しかし、たとえアナウンスが無くても、もし少しでも学祭で『ディープとして』良いステージを創りたいという思いがあったならば、自分のするべきことを探す、それが分からなければ尋ねる、さらには自分が学祭で実現したいことを提案するといった姿がもっと見られてもよかったはずであり、このような姿が一部でしか見られなかったことは非常に残念でした。学祭前夜、クラブハウスの前でダンボールを黒く塗っていたような光景が、もっと自主的に、もっと早い段階から起こっていたならば、当日出来上がったディープのステージはもっと違うものになっていたはずです。

残念ながら学祭当日、目の前でステージが作られていく段階において、ライブの間、あるいは学祭が終了し、片付けが始まっている段階においてさえ、尚、指示を受けるのを待っている姿があったことには正直虚しさすら覚えました。それは、目の前であらゆることが動いている中で、自分のするべきこと、出来ることを見つけ出せない人間が、果たして、何もない状態から何かを生み出すために自ら動くことなどできるのだろうか、と感じたからです。今回の学祭に関しては、意識の統一がうまく成されていなかったこともあり、一概に判断することは出来ませんが、9月9日のライブや、合宿での発表会の様子を見ても、ディープには少し『待ち』の姿勢が多いように感じられます。何かを与えられるのを待つのではなく、何かを動かすために、ディープに所属しているということを忘れないで下さい。

言い訳がましくなりますが、学祭の準備段階で、極端にアナウンスが少なかった理由には、自ら進んで準備・企画などに名乗りを挙げる人が出てくるのを、ギリギリまで待ちたいと考えていたということがあります。確かに、『待ち』に徹した以上、その結果に責任を取ることが代表として最低限の務めであり、今年の学祭を失敗と捕らえるのならばその責任は僕にあり、そのことに対する非難もあると思います。しかし、学祭についてのみでなく、一つ言っておきたいことは、何も行動せずに、後になって不平不満を言うのは、組織の一員として最低な行為であるということです。自分の関与していない結果に対して不満を言うということは、一切の責任を被ることなく簡単にでき、さらに、一見正義のように見せることの出来る卑怯な行為だからです。言うなれば、野球場の外野から飛ばされる汚い野次と同じです。ディープに所属し活動している以上、全員グランドの中にいるわけで、不満を言う前に、まずは、その不満を解消するための努力をするべきではないでしょうか。同時に、自分から行動しない人に対しては、必然的にリーダーがノルマを与えることになり、その数が多ければ多いほど、組織は機械的で、面白みのないものになっていってしまう気がします。そもそも、人に指示されて動くということは、程度の差はあれ気分の良いものではないはずです。指示されてする仕事からは、課せられたノルマ以上の結果が生まれる可能性は極めて少なく、代わりに、不満・反感ばかりが生まれるものだと思います。つまり、指示を待つという態度は、間違ってもサークルに、プラスの影響を及ぼすものではないと言えるのです。

現在、ディープに対して、部員それぞれが様々な思いを持っていると思います。しかし、残念ながらその思いを伝え、形にしようとしている人は少ないような気がします。特に不満などは、直接主張せずに放置しておけば、募るばかりでまったく意味のないものです。良いことでも悪いことでもどんどん主張し、さらにそれをサークルに還元するために自ら動く――本当にディープを良くしようと思うのならば、それこそが正しい姿であり、僕が権力を使いたくないのは、学年・ディープに所属する期間などに関係なく意見を言い、実現しやすい環境にしたいと考えているからでもあるのです。もし、不満を改善するために自ら動くことを面倒くさいと感じるなら、一切の文句も言わず、課せられたノルマを完璧に果たしてください。選択肢はどちらかです。

今年の学祭では、新しい試みとして新食堂2階にステージを造りました。この試みは、おそらくみんなが想像する以上に学祭というイベントそのものに大きな変化をもたらしたものでした。新食堂2階は、本来学祭の企画を行う場所として認められてはいませんでした。そのため、新食堂2階を学祭で使用する許可を取るために、まずは交渉を行う必要がありました。しかし、学祭では、各団体と学校との間での直接交渉は認められてはおらず、また、新食2階は、学校の管轄ではなく生協の管轄であったために、その交渉はとても難しいものでした。それでも、学祭実行委員による本当に粘り強い交渉のおかげで、ディープは新食堂2階に新しいステージを設けることが許されました。結果として考えてみれば、今年の外ステージは出演者がまばらであったため、ディープが外ステージでライブを行うことのできる時間的な余裕もあり、また、ディープが外ステージから屋内にステージを移したことによって、外ステージの出演費がとても高くなったり、外ステージが寂しいものになったりと、学祭全体を考えれば非協力的な行為だったのではという疑問もあったかもしれません。

では、なぜ、そこまでして新食2階にこだわったのか――本来、学祭前に説明されるべきことで、この点に関しても事前にアナウンスしなかったことを悔やんでいます。しかし、来年の学祭や、これから様々なイベントを行ってゆく際にもぜひ考えて欲しいことなので、今更ですがあえて書くことにします。詳しくは、下の『DEEP STREAMについて』というところで書きますが、新食2階にこだわった理由は、将来のディープが、イベントをゼロから創ることのできるサークルであって欲しいという僕の願いにあります。ライブハウスを借りるのではなく、夜、学校にステージを創ったり、どこかの公園に創ったり、現在の昼休みライブの延長のような形でイベントを創ることのできるサークル――僕は、ディープがそんなサークルになって行くことを願っています。実際には、様々な制約があり、夜の学校にお客さんが残ってくれるのだろうとか、酒も飲めないのに学校でイベントをやっても、などといった懸念も考えられ、かなり実現性に乏しい夢のように聞こえるかもしれません。しかし、例えば、新しいクラブハウスが出来た時、例えば、学校と交渉し、夜のイベントをする許可が下りた時などに、過去にゼロからイベント創った経験が少しでもあったならば、これは非常に大きな力となるはずです。自分たちでゼロからイベントを起こせるということは、自分たちのペースで、いつでも思い立ったときにライブが出来るということであり、ライブ回数の増加、ライブ経験の増加、ひいては、学校でのディープのイベントの浸透など、様々なメリットをもたらしてくれるものであると思います。確かに、あくまでもディープは『軽音サークル』であり、音楽だけに集中したい人にとってイベントをゼロから創るという考えは、少なからず抵抗を感じさせるものかもしれません。しかし、たとえライブハウスを借りて行うライブであっても、お金をもらって魅せる立場にある以上この『イベントを創るという意識』は、当然持つべきものであると思います。

堅苦しく書きましたが、単純にイベントを創る楽しさ、難しさを知ることは、部員にとってけしてマイナスになるものではなく、現状を考えれば、ディープがイベントをゼロから創ることの出来る唯一の機会が学祭だったわけです。だからこそ、用意された外ステージではなく、何も無い新食2階を選んだのです。

実際、僕にとってもイベントをゼロから創るという経験は初めてのもので、完成したステージは、最初思い描いていたものとはかけ離れたものでした。例えば、PAや照明に関しても、当初は、業者さんに依頼するのではなく、全て自分たちの手でやりたいと思っていました。しかし、あまりにも全てが未知数だったことから、今回は業者さんに委ねたわけです。部員それぞれの中に、学祭ステージの強いイメージがあったのならば、それを形にすることが出来なかったのは非常に残念です。

話は少しそれますが、今回のステージの音響、照明についてどのような印象を持ったでしょうか? 今回の音響、照明機材は当初予定していた規模のほぼ半分の機材によって創られたものでした。これは、新食堂で行う初めてライブということで、電気量について生協側から不安の声があがり、双方で話し合った結果、今年は実際にステージを創ることに専念し、来年以降徐々に音響・照明を充実させて行けたらということで、電気量に予裕をもてるよう配慮したためでした。つまり、来年はもっと機材を増やすことが出来るかもしれないということです。あくまで、来年の学祭の運営は、来年の部員たちが自由に行うべきことですが、ただ、ディープがイベントをゼロから起こせるようなサークルを目指すのならば、PAも照明も部員によって創られているライブが見てみたいと個人的には思っています。

最後に告知です。学祭を通して、部員の自主的なアクションを期待しながら待つだけではなく、やはり部員が自主的に行動しやすい環境を作っていくことも重要であると実感しました。中でも、代表の意思を全員に伝えるということは、その時々のサークルの状態を知らせるという意味でも非常に重要であるという教訓を得ました。そこで、代表が考えていること、何かを決定した理由などを部員に素早く、もっと細かく伝えることができるように、ホームページ上に新たに代表の日記コーナーのようなものを設けることにし、機会を見てリンクを張るばかりとなっていることを報告しておきます。





■ DEEP STREAMについて
一昨年まで、ほぼ活動休止状態だったディープストリームを、前代表の三成さんが建て直した時、彼の目指したものは、『ディープストリームを三田キャンパスの軽音部にする』というものでした。簡単に言ってしまえば、音楽的なクオリティの高さを追求するサークルを目指すというもので、実際、入部の際にオーディション形式を取るという考えもありました。しかしその反面、ディープを軽音部のような体育会系のサークルにはしたくはないという思いも強くありました。つまり、軽音部のように、縦の関係によって成り立っていて、技術を持っている人だけが注目され、規則によって部員を統率するようなサークルにはしたくなかったのです。そして、最終的に生まれたコンセプトが、『様々な音楽性・考え方・個性を持つ人たちと接する中で、様々なジャンルに触れ、音楽的な成長、また、人間的な成長をすることのできるサークル』というものでした。その結果部員に求められたものは、《自分とは異なる音楽性や考え方を持つ人を否定せず、尊重できる姿勢》であり、《自分から成長しようとできる意識の高さ》であり、《規則で縛らなくても各自が行動できるような、自主的な姿勢や責任感》でした。つまり、ディープストリームは、技術の高い人だけを集めることによって『三田の軽音部』を目指す道ではなく、意識の高い人たちを集めることによって、全体のクオリティを『三田の軽音部』に近づけて行く道を選んだわけです。幅広い技術レベルの人達が集まり、全体でレベルの底上げをして行くということは、例えば、自分の成長のためだけではなく、他の成長のためにも意識や、時間を割く必要があるわけで、単純に考えれば遠回りにも思える選択ですが、僕は、正しい選択であったと信じています。成長することを楽しむことのできる人間が集まり、また、そうすることができる環境というものは、『部』ではなく『サークル』であるからこそ実現できるものであると考えるからです。

加えて、今年僕がディープに求めたもの、それは、『各個人がサークルを創っているという意識』でした。本格的に活動を開始して間もない、伝統のないサークルであるからこそ、そこには新しい発想をし、形にしていく大きなチャンスがあり、そのチャンスは一部の人間によって生かされるのではなく、サークルを構成するメンバー全員によって生かされなければならないと考えるからです。『参加』するのではなく、『協力』するのでもなく、まして『動かされる』のでもなく、自分がディープストリームを『創っている』という、強い意識を持って各個人が自ら活動できたなら、一部の人間だけでは想像もつかないようなものが生まれ、一部の人間だけでは、とても生み出せないようなエネルギーが生まれるはずです。例えば、様々なイベントについても、もっと部員の中から企画が持ち上がって欲しいと思います。現在のように、上から与えられているイベントを、定期的なものとして当たり前のように『こなす』ことが毎年続くよりも、部員から新しいイベントの提案があり、その案に多くの部員が賛同した上で、それを創り上げようとしていくほうが、イベントをより良いものにし成功させようというモチベーションは、はるかに高いものになる気がします。

『各個人がサークルを創っているという意識』は、この先ディープが何年続いたとしても維持されて欲しいものであり、これから創られていくであろう『伝統』に寄りかかり、縛られるのではなく、常に新しい発想をし、常に進化をしていくために非常に重要なことだと思います。そう考えてみれば、現在ディープに所属している部員は、ディープに新しいものを残し安く、やりがいのある環境にいると言えます。動き出して二年弱のサークルで、発想すれば、ほとんどが新しく、実現できる可能性が高いからです。今年度の新入部員には言いましたが、僕は、ディープの部員に対して、『自分がディープにいるという"存在"を示し"何か"を残して欲しい』と考えています。一つには、人数が増え、これからもどんどん大型化していくことが予想されるサークルの中で、部員全員が埋もれることなく『強い個性』としてはっきりと『存在』して欲しいという願いがあります。あらゆる人とのつながりの中で成長を目指すサークルを理想とする以上、この先ディープがどんなに大型化しても、顔も知らない部員がいるというような機械的なサークルにはしたくはありません。そして、もう一つは、先から述べているように、部員一人一人が、たとえ小さくても"何か"を残していけば、それが大きな伝統として、必ず将来に残って行くものだと思うからです。将来のディープのために何かを残すという行為は、『三田の軽音部』という、将来に大きなヴィジョンを持つディープだからこそ、意義深いものでもあるようにも思います。例えば、『毎週人を集めて部室を掃除している○○君』とか、『昼休みライブで司会を始めた○○さん』とか、『部室の壁にスケール表を張りまくった○○ちゃん』とか、ディープにとってプラスであると、みんなが思えることならどんなことでも、たとえどんな小さなことでも良いのです。思いを実現するために動く『強い個』が集まり、代表がそれをまとめ、少しでもそれを実現できるような環境を創り、ポジティブな行動の結果生じる失敗の後始末をし、全体に足りない部分を補う――将来のディープ代表がこんな役割を担っていたらと思います。

そして、様々な『強い個』と出会う中で、音楽的・人間的に大きく成長したそれぞれの『強い個』が、サークルを離れた後も、ディープを通して得た経験や学んだことを生かし活躍していけること、これこそが、ディープストリームがサークルとして目指す理想であり、三成さんと僕が共通して望むことです。

我々は自己を表現するために、音楽という手段を選び、ディープストリームに所属しているわけです。音楽によって自己を表現するということは、口で言うほど容易なことではありませんが、ディープにおいて活動をするにあたって、自己表現に加えてもう一つ望まれることがあります。それは『エンターテイナーたれ』ということです。すでにBBSなどでも多くの人が発言していることですが、お客さんを集め、お金をもらってライブをする以上、必然的に部員はプロフェッショナルであるということになります。つまり、常にお客さんが何を求めてライブに来るのか、それに答えるためにはどうしたら良いのかを考えていなければならない立場にあるのです。お客さんが何を求めてライブに来るのか、単純に考えてしまえば、やはりエンターテイメントであり、楽しい時間を求めて来るのだと考えられます。言い換えれば、ディープのメンバーはお客さんに楽しい時間を提供することを求められていて、それこそ我々が『エンターテイナー』でなければならない理由なのです。現在、ディープのライブの客層は、やはり、部員の友達がほとんどであると思います。時には友達の出演だけを観て帰っていく人すら見受けられます。どのバンドを見るのか、どのタイミングで帰るのかはお客さんの自由ですが、ここで言いたいことは、お客さんに少しでも長くいてもらえる努力、また、お客さんを引き止めることの出来るようなステージングが、ディープの部員によって成されていなければならないということです。お客さんを楽しませるステージングというのは、ライブを重ねる中で学んでいく部分が大きいものかもしれません。しかし、ステージでお客さんを楽しませるためには、まずステージ上で自分が余裕を持って演奏できるということ――それを可能にするため、また単純により良い演奏をするための日頃からの準備は最低限であり、また、ステージ上においてだけではなく、曲選びや、日ごろの練習、ライブの準備、ライブ当日の姿勢などにおいても、『エンターテイナー』であるという意識を強く持ち、お客さんの側に立って考え行動するということは、誰もが出来、当然なされなければならないとだと思います。

お金を払って観る価値のあるエンターテイメントを提供するというのは、非常にレベルの高い理想ですが、質の高い軽音サークルを目指す以上、追求されるべきテーマであり、その最初の過程として、各個人、各バンド、サークル全体からの様々な面からのエンターテイメントというものを各個人がエンターテイナーとして考えていくことが重要なことだと思います。友達が出演していなくても、お金を払って行きたくなるようなイベントを提供できるサークルになるということが『三田の軽音部を目指す』ということなのかもしれません。





■ シャッフルバンドについて
ライブのバンドをシャッフルで決めることについては、みんなそれぞれ、意見があると思います。実際他サークルでは、好きなメンバーでバンドを組むというやり方が多いようです。では、なぜディープはシャッフルという形式をとるのか。まず一つの理由は、ディープのコンセプトでもある、『いろんな人といろんなジャンルの音楽をする』というところにあります。やはり、自分たちでバンドを組もうとすると、周りにいる仲の良い人たちとで集まるということになりやすいと思います。さまざまな考えを持つ人と出会い音楽にとどまらず様々なことを学ぶことが出来るのがサークルの良さであり、仲間内の狭い範囲だけで音楽をやるのなら、そもそもサークルに所属する必要はないわけです。

また、現在のディープでは、なかなか達成されていないことですが、様々なジャンルを経験するということこそ、本来シャッフルバンドが持つ意味であり、各シャッフルバンドで出会う人が持っている様々な音楽性やジャンルから、新しいものを発見し取り入れることは音楽をやる者の成長を大きく助けることであると思います。現在のシャッフルバンドでは、主にメンバーの好きな曲をコピーする場合が多く、その多くは商業音楽として売られているアーティストのものであるように感じます。別に商業音楽をコピーすることを否定するわけでは決してありませんが、どうせなら、みんながあまり知らないようなアーティストをコピーしてどんどん紹介していってくれたら、バンドのメンバーや、他の部員たちにとっても新しい発見になり、部員の音楽的成長につながるのではないでしょうか。強く言いたいことは、ライブはカラオケではないということです。繰り返しになりますが、ライブはお客さんを楽しませるものであり、自分の好きな曲ばかりをやることが、必ずしもお客さんを楽しませることになるとは限らず、むしろ自己満足の押し付けになる危険性すらあるのです。ジャンルの制限・強制はしませんが、せっかくサークルの中でバンドをやる以上、年に数少ないライブの中でどんどん新しいジャンルに挑戦してみたほうが、断然有意義ではないでしょうか。各自にとっての新しいジャンル、新しい音楽を取り入れる姿勢をもっと強く持ってほしいと思います。





■ 固定バンドについて
最近、固定バンドを組もうという動きがあるのをよく耳にします。ただ、固定バンドについて、誤解している人が多いようなので、説明したいと思います。固定バンドというのは、イベントに関係なく常に活動をし、サークルから離れてライブに出たり、曲を作ったり、レコーディングをしたりと高い意識をもって活動しているバンドのことです。ディープのライブ全体のクオリティを考える時、毎回質の高い演奏を期待できたり、ライブを盛り上げてくれたり、さらに言えば、目玉となってくれるバンドが必要です。また、オリジナルをやろうと思ったときにも固定したバンドメンバーというのはやはり必要です。現在ライブに出ている固定バンドは、僕のほうから、ぜひライブに出て欲しいと思えるようなバンドばかりなのです。よく、イベント前のメンバー決めの頃に、「やりたいメンバーがいる」「次のライブで固定バン組みたいんですけど良いですか」と言ってくる人がいますが、これは間違いです。そもそも固定バンドというのはイベントに関係なく好きな時期に好きなように組まれるものです。もしくは、あるライブで気に入ったメンバーに出会えた時に自主的に続けて練習し、その流れから出来てゆくものなのです。そして、自分たちが納得できるものを出せるようになった時に、「こんな素敵なバンドなんだけど、ディープのライブに必要でしょ。」と、言ってきてくれれば良いわけです。もしも、本当に良いものだと思えば、こちらから出てください!ということにもなるわけです。バンドの形すら出来ていない状態で、「このメンバーと組みたい」と言うのは、単に人事に口出しをているにすぎず、意味の無いことです。本当に良いものを創りたいと思うなら、2ヶ月弱の練習ではなかなか納得できないものではと思うのですが、どうでしょうか。

そして、もう一つ大事なことは、固定バンドを組む人たちは、シャッフルも出来るということが前提となってきます。現在、固定バンの人たちがライブでシャッフルに参加することは少ないですが、それは、ただパートの人数構成によるもので、本来掛け持ちでも出来るという、技術・経験が前提となってきます。掛け持ちをする余裕が無いメンバーがいたとしてもそのバンドのメンバーでしか出せない何かがあるのならば例外ですが、とにかくシャッフルでもやるということは前提です。

もう一つ注意して欲しいことは、特にフレッシュマンについてですが、サークル内での人間関係があまり広くなく、ライブ経験も少ない時期から急いで固定バンドを組もうとしないで欲しいということです。豊富な経験・優れた技術を持った人が、上の学年から誘われてというのは別ですが、シャッフルバンドに関するところでも書いたように、もっといろいろな人間と出会い、いろんなジャンルを経験してからでも遅くないのではないでしょうか。オリジナルバンドを組んでいる人は分かると思いますが、曲を作っていく段階で、過去にコピーしてきた楽曲というのは、とても生きて役立ってくるものです。バンド経験、コピーした曲の数、ジャンルの種類が多ければ多いほど、イメージや、アレンジをするアイディアの引き出しも多くあるわけです。やはり、バンド経験が少ない人は、様々なジャンルのコピーを経験してから固定バンドを組んだほうが良いものを作れるのではと思います。

たとえ、特定のアーティストやジャンルを共通して好む仲間と出会えたとしても、あえて固定バンドとしてコピーを何度も繰り返すことには、それほど意味があるとは思いません。また、一つのバンドを維持するということは想像以上に大変なことです。そういった意味では、最初から固定バンドとして考えるのではなく、まずは短期的なバンドとして考え一度昼休みライブに出てみることを勧めます。固定バンドというのは、自分たちで組もうとして生まれるというよりは、自然の流れで残っていくものだと思います。





■ 昼休みライブについて
昼休みライブには、どんなバンドでも自由に出演することが出来ます。好きなメンバーで好きな時にどんどん出て下さい。ただし、注意しておきたいことは、昼休みライブは、ライブハウスで行うライブとは違い、自分から積極的に演奏を聴きに来てくれるようなお客さんだけでなく、そこにいる不特定多数の人が演奏を耳にするという点です。言うなれば、まずい演奏は直接ディープのイメージダウンにもつながりかねず、気軽に出演できるとはいえ、ステージとしては非常にシビアなものです。好きな時に出演できる昼休みライブだからこそ、十分に納得のいく演奏が出来るまで練習をし、自分たちの音楽だけではなく、ディープストリームを売り込む気持ちで練習から本番まで望んでください。もし、自分たちで完成度を判断できなければ、一度誰かにチェックしてもらってから出るのが良いと思います。

また、学祭前にアーモンドがしていたように、昼休みライブに出演する際にはそのバンドで、必要な全ての手続きを行ってください。以下に最低限の必要事項をあげておきます。

    1.準備、片付けの呼びかけ、参加人数のチェック
    2.総政事務所への申請(代表印と顧問今泉教授印が必要)
    3.総政事務所で、DVカメラを借りる。テープを買って、誰かにビデオ係りを頼む

また、注意事項として、昼休みライブで音を鳴らせるのは、2限終了のチャイムが鳴ってから昼休み終了までです。それ以外は、セッティングもふくめて、一切音を鳴らしてはいけないので注意してください。





最後に

長くなってしまいましたが、以上がディープストリームの目指すサークル像であり、ディープストリームの求める人間像です。あくまでも、これはディープストリームというサークルの基盤にあるもので、そこに色を付けていくのは部員一人一人です。今後、活動、システムともにますます軌道に乗っていくであろうディープストリームの中で、各自が高い意識を持ち、さらにアウトプットをし、ディープストリームが『三田の軽音部』に近づいて行くことを強く願っています。

読み終えた人は必ず、一言でもいいので、以下のメールフォームから西澤宛に感想を送ってください。 いずれ新しいウェブサイト内のBBSに、まとめて公開したいと思います。 宜しくお願いします(送信完了後、再びこのページがロードされます)。

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あ り が と う

2003年11月27日
西澤